小さめ美術館の森

成合彩 個展

展示作品

「雪解けの息吹」

 

「すてきな仲間たちとSpecialな1日を!」

 

「あのコも、あのコも。」

 

「天真爛漫」

 

「夏の終わり」

 

「みまわりまわる」

 

「こころ」

 

解説・鑑賞後記

2017年10月にギャラリーアートポイント(銀座)で開催された、成合彩(ナリアイアヤ)氏の個展です。氏は日本画、水彩画、イラストを主に制作しており、植物や動物(特にネコ)などをモチーフに、命の美しさを主題に描いています。

2011年に京都市立芸術大学美術学部を卒業し、中学校の美術教師を経て、2013年から展示活動を多数行っています。画家としての活動の他に、スマホケースやブローチなど様々なグッズ制作も行っています。

日本的なしっとりとした色合いで描かれる植物や動物たち。その繊細なタッチは、今にも水が滴り落ち、雨音や風のそよめきが聞こえてきそうなほど。イラスト的な可愛らしい絵柄でありながら、そんな瑞々しい雰囲気が染みるように伝わってきます。

植物の迷いを感じさせない伸び伸びとした姿は、生を謳歌する喜びが込められているよう。その中に溶け込むようにたたずむネコたちは、そっぽを向くような不思議な視線が印象的で、飄々とした表情が彼らの気まぐれな性格を表しているようです。

淡い温かみのある色彩は、いつまでも見つめていたくなるような魅力に溢れています。ざわついた心を落ち着かせ、平穏をもたらすような優しげな質感。しかしその一方で、生き生きとした生命のリアリティを感じるのは、作家が独特の視点で自然と向き合っているからなのかもしれません。

作品の前に立つと、過ぎ去った懐かしい季節に足を踏み入れるようで、繊細な美しさに心を洗われる一方、かすかな切なさを思わずにはいられません。後ろ髪を引かれる思いで絵画を離れ、次の作品の前に立つ。そうして展示空間を回っていると、季節のうつろいに感動を覚えていた、幼いころの記憶が呼び起こされるよう。

独特のやわらかな色合いに心の琴線を触れられ、様々な懐かしい過去を振り返らずにはいられない、そんな印象深い展示でした。

グッズは下記サイトから購入できます。スマホケース、Tシャツ、クリアファイル、原画、ブローチなど、多数の作品が販売されています。
Creema
minne

作家ウェブサイトからはオーダー絵画を申し込むことができます。
ペットや大切な人との思い出を、作家独特のあたたかみのある美しい水彩画で残したい。ご興味をお持ちの方は下記ページよりご確認下さい。
https://ayanariai.jimdo.com/made-to-order/

展示情報

展示名:成合彩 展
作家:成合彩(ナリアイアヤ)|ウェブサイトfacebookinstagramCreemaminne
期間:2017年10月30日(月)~11月4日(土)

展示場所:ギャラリーアートポイント
最寄り駅:新橋

所在地:東京都中央区銀座8-11-13 エリザベスビルB1

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