小さめ美術館の森|東京 現代アート最新情報

Lost and Found展 | グループ展

概要

東京 アキバタマビ21で2017年9月17日から開催された、8名の作家によるグループ展です。当展示は『Lost & Found』という2013年から発行されている冊子が元になっています。文化人類学者の中村寛氏が発起人となり、多摩美術大学在籍者など多数の方が、冊子制作にともない「同時代」をテーマに文章を持ち寄りました。

そうして互いに朗読、議論などの活動を重ねているうちに、言葉で表現しきれない想いや様々な個性が浮かび上がってきました。彼らから現れた世界をより深く探求するために、造形作品と共に展示する。という試みの企画です。

展示のようす

笹目舞「水を跳ねた魚」

 

笹目舞 作

 

笹目舞 作

 

池田萌子「As if nothing happened」

 

小野初美「Lonesome」

 

吉國元「後姿と壁 Backside and the Wall」

 

安達茉莉子「HOW TO DESTROY A KID EFFECTIVELY 子供を効果的に壊す方法」

 

後藤響子「いつか忘れるかもしれない ものたちのための粒子」

 

大沼彩子「イメージは生きるためのものか」(映像作品)

鑑賞後記

様々な個性的な作品が並び、ひとりひとりの作家にとても興味を惹かれる展示でした。抽象的な作品も多くありましたが、どれも作家の心の内が垣間見えるような、そんなメッセージ性に富んでいる印象を受けました。言葉というものは、人に様々な感情をもたらし、時に多くの人々を動かす非常に力のある物です。しかしそれと同時に、誤解が生まれてしまったり、うわべだけの気持ちが独り歩きしてしまったり、そんな思いもよらぬ事態を引き起こすこともあります。

言葉は万能ではありません。しかしだからこそ、言葉を作品と共に展示し作家の内側に迫る。という今回の試みを、とても興味深く感じました。

一部とてもショッキングな作品もあり、当ページには写真を載せることができなかったものがあります。佐藤優里咲氏(ユリィ)の「PINK」という、人形などを撮影して様々な素材と組み合わせた作品です。

目を覆いたくなるような衝撃的な光景。章立てで表現される一連の出来事が、作家自身の体験に基づくと聞き、戦慄を覚えずにはいられませんでした。

作家Face Bookページから、作品の一部が見られるので、気になった方はぜひ会場に足をお運びください。

展示情報

展示名:Lost and Found展 -This is My Letter to the World-
作家:吉國元、大沼彩子、小野初美、池田萌子、佐藤優里咲、後藤響子、笹目舞、安達茉莉子
期間:2017年9月17日(日)〜10月21日(日) 12:00-19:00(金・土は20:00まで)火曜日休館

展示場所:アキバタマビ21(アーツ千代田 3331 2F)
最寄り駅:末広町駅

所在地:東京都千代田区外神田6丁目11-14 アーツ千代田3331 2F

error: